埼玉県久喜市鷲宮地区に位置する鷲宮神社。
関東最古の大社として有名だ。
正月には多くの参拝客でにぎわう。
関東最古の神社というだけでも歴史的価値は当然高いが、
さらに、関東神楽の源流と言われ国の重要無形民俗文化財にもしていされている鷲宮催馬楽神楽(わしのみやさいばらかぐら)が伝承されており、文化的価値も非常に高い。
そして、現在は、鷲宮神社を舞台にしたアニメ『らき☆すた』の聖地として、多くのアニメファンが集まる人気スポットとなっている。アニメーションという現代的な文化価値がついて、国内外から評価されていることがとても興味深い。
そんな鷲宮神社の平日の朝は、驚くほど静かで凛とした空気が流れていた。
そこは、アニメファンが多数集まる休日とは全く異なる空気感。
神職の方だろうか、朝から丁寧に神社を掃除する姿が、そして毎朝の日課のように参拝している人の姿もみえる。
古くから、多くの地元民のお願い事を受け入れてきた、鷲宮神社の本来の姿が垣間見えた気がした。