Kataru – 埼玉県で紡がれるストーリー

基礎技術に宿る美しさ

20151110
ボールを蹴る。

その動作は、サッカーを始めたばかりの幼稚園生でもできます。

ですが、優れた指導者は、そのたった一つの動作で、その選手のレベルがわかり、チームのレベルがわかります。

それくらい、蹴る技術はサッカーの最も大切な基礎技術なのです。

しっかりとボールを蹴ることができない現状をみて、一流の指導者は、

「ボールが悲鳴をあげている」

と言うそうです。

縫い目までしっかり見て、ボールの中心を優しく蹴ることを、幼いころから丁寧に丁寧に繰り返した者だけが、本当の意味で「蹴る」技術を身に付けるのでしょう。

※ちなみに、「縫い目までよく見ろ」とは、“日本サッカーの父”と称されたデットマール・クラマー氏が初来日したときの言葉だそうです。

プロサッカー選手のキック、蹴った時の音が本当に美しいです。

糸を引くような軌道で、受け手の足元に吸い込まれていきます。

しっかりとした基礎技術には、美しさが宿るというわけです。

仕事も勉強もスポーツも、基礎が本当に大切だと、改めて感じます。

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