Kataru – 埼玉県で紡がれるストーリー

南栗橋駅前整体院 院長 須賀直樹

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施術師になるきっかけ

子供の頃に足首を怪我して、接骨院に通っていた時期があったんですね。その時に通っていた接骨院で、先生が治療する姿を見て、子供ながらにも「恰好いいな」という漠然とした憧れを持っていました。私の母は肩凝りや腰痛がひどかったので、接骨院の先生の真似をしながら、毎日のように母の肩や腰をマッサージしていましたね。

その後、就職をする年頃になったときに、自分が「何をしたいか?」を真剣に考えました。そのときも「接骨院」のことが頭には浮かび、専門学校へ進もうかとも考えましたが、諸事情により、進学をせず印刷会社に就職し、会社員として働くことにしました。

勤務した会社は交代制で夜勤があったため、生活が不規則になりがちでした。また、仕事内容も重労働が中心で、体への負担が大きかったうえ、会社の人たちとのコミニュケーションにも精神的なストレスを感じており、お世辞にも健康的な生活をしているとは言えない状態でした。そんな不規則な生活や重労働がたたり、入社してから半年ほど経った頃から、腰に違和感を感じるようになってきました。そして、ある日、仕事中に100キロぐらいの荷物を動かそうとした瞬間に、腰に強烈な痛みが走り、動けなくなってしまったんです。いわゆり「ぎっくり腰」でした。

それ以来、本屋に行っては、腰痛に関する本を読み、新しい知識を得るたびに、いつの間にか、再び施術家としての仕事に興味を持つようになっていました。そのまま、新しい道を模索しながら、4年ほど会社員として勤めたのち、「人の体を楽にする仕事」の道に進もうと決意しました。

施術家として上を目指して独立へ

会社を辞めたあと、専門学校へ通ってから独立するまでの間は、自分でも本当に良く頑張ったなと思います(笑)。

深夜から早朝にかけてアルバイトをしながら、昼間は専門学校で様々なテクニックや解剖学、栄養学などを学び、放課後も、学校で講師をしていた方(師匠)の整体院でもお手伝いをし、貪欲に技術を学びました。卒業後も、師匠の整体院で働きながら、カイロプラクティックの技術はもちろんのこと、カイロプラクティック以外の様々な施術法も身につけました。そして、2年間ほど、師匠のもとで、働かせてもらったのちに、26歳の時に杉戸町にあった「杉戸高野台整体院」で分院の院長を任されました。

「杉戸高野台整体院」では、様々な症状の方を診させていただき、施術家として貴重な経験を積ませてもらったことに本当に感謝しています。それに、今思うと、師匠がうまく私の良さを引き出してくれていたように思います。

分院を任されたことで院長としての自覚も芽生え、一生懸命に施術に没頭していたのですが、あるとき、私自身が「杉戸高野台整体院」の枠の中で施術していることに気付き始めました。そして、今後、さらにたくさんの方の悩みを解決できる施術家になるためには、

「今のままじゃダメだ、さらに上を目指さなくてはいけない」

「環境を変え、自分自身をさらに厳しい世界に身をおくためにも、独立したほうがいいんじゃないか」

と考えるようになりました。今思うと、自分にとっては、師匠の元から独立するということが、とても重要なことだったように思います。そして、院長から「杉戸高野台整体院」の権利を譲り受ける形で、28歳の時に、正式に独立をすることになりました。

挑戦、そして南栗橋への移転

独立してからは、自分で院を運営していくうえで、様々な困難に直面しました。私自身の色を出しながら、院を変えていくことに着手したのですが、最初の頃は思うようにお客さんも増えず、自信を無くしかけた時期もありました。ご来院いただいたお客様を大切にしながら出来ることをコツコツとやっていくしかなかったのですが、生活は本当に大変でしたね。

お金もないから、名刺を作るのも、ホームページを作るのも、説明資料をつくるのも、すべて自分で行いました(笑)。でも、この時に自分でやってきたことが、確実に自分の仕事の幅も広げました。お客様に資料を配ったり、ホームページで動画を公開しながら、症状に対する理解を深めていただく工夫をしているのは、その当時から行ってきたことです。

そして、もう一つの大きなチャレンジが、院の移転でした。独立してからも、「杉戸高野台整体院」で3年間やってきたわけですが、2014年3月に、今の場所である南栗橋駅前に移転してきました。この移転は、環境をガラリと変え、新しい土地でゼロからスタートして自分の力を試してみようという決意からでした。

南栗橋駅前整体院の特徴

当院は、「腰痛・坐骨神経痛専門」とうたっていることもあり、特に、腰痛に悩んでいる方が多くご来院いただいています。あとは、実際に遠くても通っていただいているお客様が多いのは、お客様の話や悩みをしっかり伺い、丁寧なアドバイスやご説明を差し上げていることが大きいのではないかと思います。また、施術に関しては、私自身が強く揉まれたり、押されたりするのが苦手なため、

「いかに体への負担を少なく、痛みや症状を改善できるか」

ということをテーマとしています。だから、「整体は痛い、怖い」というイメージを持っている方や、痛いのは苦手という方には、ぜひご来院いただけたらと思っています。

また、南栗橋駅前整体院では、健康を意識していただくためにも、お客様には、健康の三大要素である睡眠・食事・運動についてアドバイスさせていただくようにしています。どうしても、整体院というと、痛みをとってくれる場所と思われる方が多いのですが、施術して終わりではなく、痛みがなくなったその先、お客様の生活の質が高まっていくきっかけとなる場所にしていきたいんです。そのためにも、症状の説明やアドバイスは、言葉で伝えるだけではなく、プリント資料をお配りしたりするなどして、段階を踏んで理解を深めていただく工夫をしています。

今後の目標

南栗橋駅前に移転してきて、ようやく1年半が経ちました。いまでは地元久喜市の方だけでなく、加須市や幸手市、茨城県の古河市や五霞町など、近隣の市町村や県外からも多くの方々にご来院いただき、充実した日々を過ごさせてもらっています。私のことを慕ってご来院してくださる方も増えてきましたし、私がお伝えしたいことにしっかり耳を傾けてくれる方が多く、お客様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今の現状に満足することなく、いままで以上に地域密着した院にしていきたいと思いますし、この地域の方々の健康に少しでも役立ちたいですね。

また、今後は、特に「良い姿勢」というものについて、多くの方に伝えていきたいと考えています。一般的な良い姿勢というと、胸を張る、背筋を伸ばす、といったことを思い浮かべると思いますが、いま日本の中で考えられている「良い姿勢」は、実は負担がかかって無理をした姿勢なんです。日本では、戦時中の軍人教育の一環で、姿勢教育が行われてきました。今でも学校の体育などで「気を付け」といった直立不動の姿勢が行われているのは、当時からの軍人教育の名残なんですね。でも、海外では姿勢に関しては、「胸をはりなさい」「背筋を伸ばしなさい」といった言葉は使われません。使われるのは、「リラックス」という言葉なわけです。日本での「良い姿勢」に関する間違った認識を改めていきたいですね。

このように、私自身がもっと外にでていき、私自身の考えや経験を積極的に発信し、伝えていくことにもチャレンジしていきたいですね。

 

南栗橋駅前整体院
〒349-1117 埼玉県久喜市南栗橋1-6-4(南栗橋駅東口 徒歩1分)
0480-31-6493
受付:9時30分~20時30分 ※予約優先
火曜・第一水曜日 定休
駐車場あり

 

みせ💚あいってなに?

みせ💚あい」とは、お店のオーナー様や店員様が、自らのおへの想いや情などを、写真とエピソードで紹介するkataruの企画シリーズです。掲載をご希望の場合はこちらから

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