Kataru – 埼玉県で紡がれるストーリー

スポーツの役割

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わたしは、加須市・久喜市を中心に活動しているシニアサッカークラブ「はなさき水上公園 T.FC」に加入している。

月3回程度、週末の夜に、練習や練習試合を行いながら、2015年度中に久喜市鷲宮サッカー連盟に正式加盟することを目指している。

チームに加入しているのは、同じ地域の少年団のコーチや、街クラブのスタッフや保護者など。

小さな垣根を飛び越えて、さまざまな人が集まっているのが、このチームの大きな魅力だ。

いまは総勢25人ほどのチームだが、将来的には、この地域のサッカーを愛するたくさんの方が集まる場所になればいいと思う。

もちろん、シニアサッカークラブは、「はなさき水上公園 T.FC」だけではない。

久喜市鷲宮サッカー連盟には、すでに10チームほどが加盟しており、地域のサッカー愛を支えてきた。

すでにあったチームも、今年設立した「はなさき水上公園 T.FC」も、これから新たに設立されていくであろうチームも、生涯スポーツとしてのサッカーを楽しむ場として、地域の健康を支えていくという大きな役割を担う。

サッカー・コンサルタントで、アーセナルSS市川代表の幸野健一さんは、「生涯スポーツ立国」という考えを提唱している。

「日本サッカー界が世界の頂点を目指すなら、A代表に象徴されるトップのレベルアップも大事だが、それより小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、シニア、女子といったすべてのアマチュア選手の数を増やすボトムアップの方がもっと重要だと思っている。」

この考えに基づけば、我々が行っている活動だって、地域のサッカー文化の発展、さらには日本サッカーのボトムアップにつながる活動だと信じたい。

さらに、幸野健一さんは、

「生涯スポーツによって健康な市民が増えれば、医療費は大幅に削減され、その余った財源の一部をサッカーグラウンドなどのハード面の整備に使える」

とおっしゃっている。

スポーツはサッカーだけに限らないので、サッカーグラウンドに予算を投下することの是非は、ここで論じるつもりはない。

ただ、少なくとも、急激に少子高齢化の波が押し寄せるこの地域において、地域の競争力を保ちながら、これからの数少ない若い世代のために何を残すことを考えたとき、健康というのは、地域の未来にとって、忘れてはならないキーワードであり、それを実現するための手段として、スポーツの価値は改めて見直されるべきだと思う。

そう、健康につながるスポーツ文化を根付かせていくことは、これからの地域の未来にとって、とても重要なことなのだ。

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