梅雨時の曇り空のもとで、優しい紫色の世界が広がるブルーフェスティバル。ラベンダーとあやめが同時に見られるということで、埼玉県久喜市役所菖蒲総合支所の周りは多くの人でにぎわう。
ラベンダーは、近くで見ると、想像していたようなパステルカラーの優しい紫というよりは、すこし色が濃く、鮮やかな印象だ。ラベンダーの蜜がよほど美味しいのか、花畑にはたくさんのミツバチが飛んでいる。
そして、ラベンダー畑からあやめ園をむすぶ小道。
田園の中を流れる小川のわきの迷路のような小道を散歩しながら、たくさんの人々が会話を楽しんでいた。ラベンダーの香りにリラックスしているのか、歩く人の表情も穏やかにみえる。
小道をぬけた先にたたずむように構える旗本内藤家栢間陣屋裏門が、あやめ園の入り口になっている。菖蒲城址にひろがるあやめ園では、菖蒲城址の石碑を囲むように、白と紫のあやめが見事に咲き誇っていた。
埼玉県のはじっこで、ラベンダーとあやめが同時に見られるということ。
このことを、久喜市民はもっと誇ってもよいのではないだろうか。
第21回あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル
平成27年6月7日(日曜日)から平成27年6月28日(日曜日)
会場
菖蒲総合支所庁舎周辺(所在地:埼玉県久喜市菖蒲町新堀38番地周辺)