Kataru – 埼玉県で紡がれるストーリー

横浜FCにみる広報戦略

2015年11月11日、J2横浜FCは、カズこと三浦知良選手(48歳)と2016年度の契約更新を発表しました。

カズという日本スポーツ界屈指の宝を抱える横浜FCがどのような戦略をとっているのかは、過去の契約更新の発表日時を遡ると理解できます。

以下、過去の横浜FCの過去の発表日時

・2013年度の契約は、2013年01月15日に発表。※時間は不明

・2014年度の契約は、2014年01月11日に発表。※時間は不明

・2015年度の契約は、2015年1月1日午後1時11分に発表。

このことから、横浜FCは、2014年度から、11という数字にこだわったメディア露出を図っていることがわかります。

商品である選手を最大限に活用しクラブ経営に役立てるのは当然のことですが、横浜FCは、KAZUという日本サッカー界屈指の存在の商品価値を理解し、「横浜FC = KAZU」「11 = KAZU」というイメージ作りとともに、メディア露出の最大化を狙った広報戦略を行っているわけです。

すでに初の50歳Jリーガーの誕生は、横浜FCにとっては既定路線なのだと思いますが、KAZUが引退する前に、どれだけクラブの価値を高められるかは、経営側の手腕が問われるところなのかもしれません。

いずれにせよ、組織が持つ資源を最大限に利用しながら、自身の価値を高めるという横浜FCの手法は、これからの企業ブランディング・個人ブランディングを考えるうえでも、大いに参考になるのではないでしょうか。

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